色の世界が”全てを教えてくれる “と確信する本

前回は色彩心理について書かれている、私のオススメ本について投稿したのですが、
先ほど読みかけの本を読了しましたので、本日はこの本についてカンタンにご紹介いたします。

この本は同じ色彩検定講師でもある友人におススメしてもらった一冊。

本の感想については全く触れずに、
「この本、いろいろ考えさせられるから」
と一言だけ。

とりあえず「色」に関する本なら興味アリアリなので
彼女が勧めるなら読んでみようと思い、購入しました。

本の帯を確認。昔は”色盲”と呼ばれていた”色覚特性”についての本、ということで「見える」システムや
メカニズムについて徒然にかかれたものだと思って読み進めていきました。

しかし、ページが進むにつれて想像もしなかった分野に…

それは、いわゆる「スティグマ」と呼ばれる差別や偏見の分野。

もちろん、視細胞の話や進化論の話も出てきますが、まさかこんな展開だとは思っても見ませんでした。

専門的な話も多いので、色彩学というジャンルに初めて触れる方には少し読みにくいかもしれません。
デリケートな内容もあり、ここでは多くは触れませんが、教員や保育士など、子供に物事を教える立場の人や、親御さんなどには特に読んで欲しいなと思います。もちろんたくさんの方に読んで欲しいけど。

「色」という一つの現象を見つめることにより、本当にたくさんのことが学べるとも感じました。
いろいろ考えさせられた一冊でした。

「色のふしぎ」と不思議な社会
〜2020年代の「色覚」原論〜
川端 裕人 著

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⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

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