パーソナルカラーは肌や目、毛髪などの身体的特徴と相性の良い色を導き出す診断方法です。自分に似合う色を取り入れると、肌の透明感やツヤ感、血色や色白さを引き出し、あなたが内包している美しさや好印象ポイントを上手に表現できるようになります。
このイラストを見てもお分かり頂けるかと思いますが、同じ女性のイラストでも肌の色や髪の色が違えば調和する色も変わり、キャラクターもずいぶん違って見えます。パーソナルカラーは自分の個性を最大限に活かすことのできるカラーシステムです。
パーソナルカラーは、もともと似合う色を見つけるだけのために研究されてきたわけではありません。
パーソナルカラーの原点は「色彩学(色の学問)」にあります。光や自然、色の心理的作用(イメージ)などを研究する科学者や、色でさまざまな表現する芸術家などが長い年月をかけ研究をし続けた結果、派生したシステムです。ですので、パーソナルカラーを診断する側の「色彩学」の知識は大変重要です。
よく耳にする「イエベ」「ブルベ」とは、人それぞれが持つ色素の特徴(=アンダートーン)のことを指し
と分け、さらにアンダートーンを2つに分けたのが一般的は4シーズンパーソナルカラーです。
パーソナルカラー関連の雑誌や本ではチェックシートが付いていて自己診断できたり、デパートのBAさんからカンタンに診断を受ける機会が増えてきました。しかし「毎回シーズンが違う」「イエベ・ブルベさえもバラバラ」というお声も増えてきたように思います(診断システムが異なればどうしても違いがある場合もでてきます)。
人間は色を見るとき、色の特徴を色相・明度・彩度で捉えています。これを色の(心理的)三属性といいます。ですので色相(アンダートーン)だけで測色するには限界がでてきます。
サイアートパーソナルカラーは「色相・明度・彩度・(+清濁)」というこれらの測色基準を用いてパーソナルカラーを診断します。長年に渡り「色」に携わるデザイン関連の業務を担っている弊社ではこの診断法を採用しています。
アメリカのマンセル財団に長年在籍していたKatheryn Kalisz女史により開発されたシステムです。本来、マンセルカラーシステム※のインストラクターであった彼女は、色に対して科学的な捉え方をしながらも心理学的要素も取り込んだサイアートシステムを生み出しました。
【マンセル カラーシステムとは】
画家で美術教師でもあったアルバート・H・マンセルが考案した表色系。色を三属性(色相・明度・彩度)で整理し、それぞれに番号や記号をつけて、物の色などを捉えやすくするために作った最も有名な表色系のひとつ。デザインや建築関係、商品開発の分野などで幅広く多く用いられているシステムです。
次に「明度・彩度・清濁」の中でどれがその人の最大の特徴かを観察し、12タイプのシーズンを踏まえながら、最終的にはクライアント様に最も寄り添う色をご提案をするというものです。
また当システムは、カラーセラピーとの親和性が非常に高いものになっています。なぜならサイアート自体が
の二つの柱から成り立っており、実際アナリスト用のテキストには色に対する科学的な見地と、情緒的(心理的)な側面が記されてあります。また、弊社ではカラーセラピー診断と養成講座も開講しております。
現在、パーソナルカラー診断はいくつもの流派に分かれ独自の進化を遂げていますが、サイアートパーソナルカラーは色彩学に基づいた確かな診断方法です。サイアート(サイ=サイエンス、アート=芸術)というネーミングからもそれらを伺うことができます。
外見に似合う色が分かる「パーソナルカラー」というものがありますが、実は「心(マインド)」にも似合う色が存在します。その色をdesign Jinでは【インナーパーソナルカラー(略:インナーカラー)】と呼び、カラーセラピーを用いて探っていきます。
弊社では2022年1月より「サイアート パーソナルカラーシステム」のカラーアナリスト養成講座をスタートいたしました。長年、色を扱う職業であるデザイナーとして活躍し、色彩検定1級取得の講師が、リアルな現場での経験や知識を交えながら、深く楽しく指導いたします。
8時間×3日間:176,920円(税込)
【料金の詳細】